午前10時 開会
○尾口 委員長 ただいまから教育福祉常任委員会を開会する。
  本日の委員会は、まず付託議案の審査、次に委員派遣についての順で進めていくので、御協力のほどよろしくお願いする。
  それでは、本委員会に付託された1議案の審査を行う。
  議案第28号 平成19年度大和郡山市一般会計補正予算(第2号)についての関係部分を議題とし、これより理事者の説明を求める。
◎木下 教育部長 教育委員会に係る部分について説明する。
  (歳 出)
  14〜15ページ、第10款 教育費、第5項 社会教育費、第1目 社会教育総務費で、既定額1億6,752万9,000円に対して250万円を増額し、1億7,002万9,000円に変更するものである。これは、第19節 負担金、補助及び交付金において、やまと獅子太鼓における和太鼓整備に係る費用である。宝くじ事業に係る財団法人自治総合センター助成事業の全額補助を受けたものである。
  次に、同じく第5項 社会教育費、第4目 青少年教育費で、既定額777万3,000円に対して312万2,000円を増額し、1,089万5,000円に変更するものである。これは、子どもの居場所づくり事業としての国、県、市それぞれ3分の1を負担して実施する放課後子ども教室推進事業である。費用の主なものは、放課後子ども教室に係る安全管理員、学習アドバイザー、コーディネーター等の報償費等、運営に係る11校分の経費312万2,000円である。
  (歳 入)
  12〜13ページ、第14款 国庫支出金、第2項 国庫補助金、第3目 教育費国庫補助金は、先ほど歳出で説明した放課後子ども教室推進事業の国の補助金3分の1に係る68万5,000円である。
  次に、第15款 県支出金、第2項 県補助金、第7目 教育費県補助金は、放課後子ども教室推進事業の県の補助金3分の1に係る68万5,000円である。
  次に、第20款 諸収入、第5項 雑入、第4目 雑入の補正額1,460万円の増額分のうち250万円は、先ほど歳出で説明したやまと獅子太鼓整備費用に係る財団法人自治総合センターよりの自治総合センターコミュニティ補助助成金である。
○尾口 委員長 質疑はないか。
◆甲谷 委員 放課後子ども教室は、国が19年度の新事業として、いわゆる放課後子どもプランと総称して言われているが、文部科学省の放課後子ども教室、また厚生労働省の子育て支援の一環として、こういう形で補正を組まれたと解釈しているが、具体的にどういう内容を考えておられるのか。あるいは、いつぐらいから、どのように進めていこうとされているのか。このことについて質問したい。
◎寺前 社会教育課長 放課後子どもプランの概要ということである。
  市内すべての小学校で、放課後、全児童を対象に、安全安心な子供の活動拠点として小学校の余裕教室等を活用し、学習アドバイザーあるいは安全管理員を募集して、地域のボランティアの支援を受けながら、子供に学びの場、遊びの場、体験の場、交流の場を提供するものである。基本的には、週1回、1日2時間以内で、安全管理員、学習アドバイザー並びにコーディネーターが中心になり実施することになる。
  また、活動プログラム等については、今後、各小学校区内に運営委員会を設置して、地域の実態に即した形で運営していただくことになる。
  実施時期であるが、現在、夏休みに入る前までに開始したいということで、各小学校区にお願いに上がっているところである。
◆甲谷 委員 この放課後子どもプランについては、昨年9月の一般質問で、国がこういう事業を予算化しようとしている中で積極的な取り組みをお願いしたところであり、早速こういう形で当市もこれの導入に向けて御努力いただいたことに対しては非常に評価をしたい。
  その中で、先ほどの部長答弁では11校と言われた。11校ということは、すべての小学校に対応するというふうに理解しているが、それでいいのか。
  それから、いわゆる週1回、1日2時間ということである。この辺、予算の関係もあるだろうが、2時間というと、時間的にすると、子供が授業を終えて2時間の時間というのは、夕方とか、そういうところのタイムラグが生じてくることがある。そもそもこの放課後子ども教室推進事業の目的は、防犯面はもちろんのこと、子育ての支援として、今働き方の問題もいろいろ言われているように、親御さんの働くライフスタイルが変わってきていることもあり、例えば夕方までとか、そういうニーズが結構あって、子育て支援という側面から対応していこうという1つの考え方等もあるやに聞いているので、そういうことからいくと、導入されたことに対しては非常に評価するが、2時間の部分だけでは時間的に物足りない思いをしている。その辺について再度お尋ねしたい。
◎山田 教育長 御質問の11校については、市内全小学校である。現状は、奈良県が特に取り組みがおくれている部分であり、県下で四十数教室と聞いている。その中の11校が取り組むわけである。
  ねらいは委員御指摘のようなねらいであるが、何しろ初めて取り組んでいく事業であるので、国のほうでも、まずは1回からでもいいから始めてほしいという強い要望、県も含めて、国、県の要望も受けて、本市でもスタートする事業である。また一方で課題もあり、学童との関係とか、指導内容、場所の問題等クリアしていかなければならない課題はたくさんあるので、まずは1回からスタートしていきたい。今後、方向としては、2回、3回と進めていけたらいいなということで考えている。
◆甲谷 委員 手始めというか、まずはスタートをするということで教育長から御答弁をいただいた。それはそれで結構かと思う。その中で、今、県内でも44校、当市が11校ということで、かなり積極的に取り組みをされたと思っている。
  国は、御存じのように、19年度の新事業として、全国で2万校の推進を目指そうということで、国の1つの方針は既に出たところであるが、ちょっと気になるというか、心配している面がある。先日6月23日の読売新聞を見ていたら、子ども教室の記事が載っていた。国は確かに2万校の推進という目標を打ち上げたが、実際自治体にとってみたら、いわゆる財政難の厳しい中、これの負担の問題が重くのしかかっているということも書かれていた。とりわけ、これは国、県、市でそれぞれ3分の1ずつの負担になるので、当市がこれからまたさらに取り組みの強化をしていただくにおいて、国はともかくとして、県の財政的な部分で、他の市町村がシュリンクして縮小せざるを得ないのは、県の補助金が確保できないという1つの大きな壁があるというふうに記事は書いているが、当県においてその辺の状況はどうなのか。ネックとなる財源的な要素があるのかどうか、ちょっとお聞きしたい。
◎山田 教育長 御指摘のように3分の1が県負担ということもあるが、一方で、今回の県の19年度の予算編成にかかわっては、選挙の関係もあって、若干、県が足並みがおくれたのも事実である。しかし一方で、国は強い指導を県にしているようであり、そういった部分では、県もそれにこたえていきたいということで、再度市町村の担当者を集めて説明会等も開きながら、19年度の取り組みを求めているのが現状である。だから、財源もあるが、一方で、内容であるとか、場所であるとか、指導者、コーディネーターも含めて、こういった部分もかなりクリアしなければならない課題であるのも事実である。一方で、郡山市の場合には、地域でそういったことに協力してやろうという声があるのも事実で、そういった部分で本市としてはこたえていかなければならない部分もあるので、そういう部分で、1回の取り組みでまずはスタートを切りたいということで御理解いただきたい。
◆甲谷 委員 よくわかった。ボランティアのサポートがどうしてもここに必要になってくる。どこまでボランティアの協力が得られるか、相手のあることなので、非常に御苦労を伴うとは思うが、結局、中のソフト面は、いわゆる空き教室を基本的に利用して、ボランティアの方が中心になって、勉強とかスポーツとか遊びをやっていこうとされていると思うが、ボランティアの確保とか、11校でやるのに、見通しはどうなのか。
◎寺前 社会教育課長 ボランティアの件であるが、今既に準備段階ということで、先ほど私が言ったように、各小学校区を巡回して、学習の指導をする学習アドバイザー、あるいは安全管理面における安全管理員、それから各教室のコーディネートをするコーディネーター、いわゆる調整役が重要になってくるので、各学校の校長先生あるいは教頭先生と今相談をしているところである。なかなか難しい面もあり、ボランティアの方の協力を得るには、これから積極的に説明等に伺っていきたいと考えている。
◆甲谷 委員 大変御苦労をかけてこれから行かれるということなので、しっかり頑張っていただきたいと思っているし、冒頭に言ったように、去年の9月でも一般質問をしたように、これは学童保育との連携の問題、いわゆる国の省庁の縦割りの部分を1つの方向でやっていこうということなので、学童保育との連携も強化していくという、当時そういった答弁もいただいているが、この辺のことも踏まえて、将来、先ほど言ったように子育て支援の部分で効果の出るような形で、ぜひひとつ拡大等も含めて取り組んでいただきたい。何よりも、とりもなおさず、やはり安全面が第一だと思うので、子供の安全を第一義にしながら、あと、そういった形で十分な取り組みをぜひともお願いしたい。
◆林 委員 ただいま甲谷委員からも質問があったが、関連して、補助費の説については理解するところである。そして、また改めて、県内44のうち、郡山がいち早く取り入れられて、全校区について実施をされるところについても感謝するところである。
  ただ、趣旨のところで、先ほど寺前課長からも説明があった。このプランについては、すべての子供を対象として、安全安心の居場所を設ける。そして、その中で、地域の方々の参画を得て、遊びの場、学ぶ場、交流の場、体験の場というふうな形で、それぞれ目的を持って今後進められていくと思う。
  今後のプログラムについては、運営委員会を開いて、その中で決められていくと思うが、現段階でのそれぞれの目的、今私が言った学ぶ場、遊ぶ場あるいは体験の場、交流の場、こういった点に重点を置いて、現段階で結構なので、プログラムで考えていることがあればお答えいただきたい。あわせて、指導員の方がおられると思う。指導員については、ボランティアということも出たが、例えば先生のOBの方、あるいは地域の方、思いを持った方、いろいろ考えられると思うが、指導員の方を募集する手だてはどうであるか。あわせて、指導員になられてからの研修の予定等があればお教えいただきたい。
◎寺前 社会教育課長 今後の活動プログラムで何か考えているのかということであるが、学習の場としては子供の自学自習、いわゆる宿題等をしていただく場を設けたいと考えている。学習アドバイザーは、それに対するサポーターといった考え方をとっている。また、地域の方の交流の場ということで、例えば文化財的なスポーツは除いたほうがいいかなと。いわゆる昔ながらの伝承的なゲームなんかも取り入れて、地域の方との交流も必要だなというふうにとらえているが、今後、各小学校区の実態に合った形でプログラムを組んでいただくのがいいかなと考えている。
  2点目の研修であるが、研修については奈良県が実施することになっている。今後の予定として、7月20日に、安全管理員あるいは学習アドバイザー、コーディネーターの方を対象にした講習があると聞いている。
  指導員の方のボランティアの募集であるが、各小学校区に先日回ったときに、一応ボランティア募集の案をお持ちしている。募集の時期等については、議会で御承認いただいたら、積極的に各小学校区、取り組んでいきたいと考えている。
◆林 委員 今説明があったそれぞれのカリキュラムの内容については、ぜひ推進委員会の中でそれぞれの意見を取り入れて進めていただきたい。指導員についても、私どもできる限りPRについても訴えていきたいと思っている。
  要望事項である。
  今あったように、カリキュラムはこれから運営委員会の中でそれぞれ論議されて決定されていくと思う。先ほど言った遊びの場、学びの場、交流の場、体験の場として、週に限られた時間なので、ぜひ有効に使っていただきたい。特に、今回の推進プランの中で、体験の場、交流の場で、地域の方々の参画というところがある。これは基本的に校区内、学校内での推進になると思うが、時には安全を確保した上で、あるいは地元の方々の協力を得て、例えば地域のボランティアの体験等をしていただく。そのことは、地域に感謝する子を育てることにもつながるのではないかと思うので、あくまでも学校内だけの教育にとらわれず、ぜひ可能性も踏まえて検討していただきたい。
  2点目については、先ほど教育長からお話があった。このプランについては、学童保育と全く目的、性格、事業が違ったものだと認識はしている。しかし、既に学童保育については、事業の目的は違っても、実施をしている。そのノウハウは学べるところがあると思う。ノウハウというより、連携をぜひしていただきたい。その連携の中身については、指導員の方々の情報交換、あるいはカリキュラムの事業内容等の情報交換をして、ぜひ学童保育についても拡充を図っていただくという形でお願いをしたい。
  3点目には、この子ども放課後プランは教育委員会が主となって推進をされていくと思う。しかし、教育委員会だけではなく、学校関係、そして学童関係者、それぞれ対等な立場で連携をしていただいて、それぞれの事業の役割、目的、性格を十分に尊重して進めていただくように望むところなので、要望として言っておく。
○尾口 委員長 ほかに質疑はないか。
         (「なし」の声あり)
○尾口 委員長 ないようなので、質疑は以上で終了する。
  討論を省略して採決を行いたいと思うが、これに異議ないか。
         (「異議なし」の声あり)
○尾口 委員長 異議がないようなので、討論は省略する。
  次に採決を行う。
  議案第28号の関係部分を原案のとおり承認することにして異議ないか。
         (「異議なし」の声あり)
○尾口 委員長 異議なしと認め、議案第28号の関係部分は承認することに決した。
  以上で付託された案件の審査を終了する。
  次に、委員派遣についてお諮りする。
  本委員会の所管事務の調査を9月定例会終了以降に実施したいと思う。これに異議ないか。
         (「異議なし」の声あり)
○尾口 委員長 異議がないようなので、9月定例会終了以降に実施することとする。
  まず、日程についてお決めいただきたい。
  休憩。
         午前10時24分 休憩
         午前10時25分 再開
○尾口 委員長 再開。
  日程は、10月16日から18日までの3日間と決定した。
  次に、調査先等についてはどのようにさせていただいたらよいか。
         (「正副委員長一任」の声あり)
○尾口 委員長 それでは、そのようにさせていただく。
  なお、子細については、調査先等まとまった段階で御案内したいと思うので、よろしくお願いする。
  最後に、理事者から報告があるので、お願いする。
◎木下 教育部長 お手元に新聞の切り抜きを配付している。
  まず、昨日発生した矢田南小学校3年児童の交通死亡事故について本日新聞報道がなされた。このことについて経過を報告する。
  昨日17時5分ごろ、帰宅後外出をした矢田南小学校3年生の女児が、母親とともに泉原町内市道を自転車で北から南へ走行中、歩道上でバランスを崩し転倒、車道側へ投げ出されたところをトラックに巻き込まれて、後輪にひかれ即死状態であったとのことである。周辺の保護者からの電話で同校教頭が急行した。保護者とともに救急車で病院へ同行し、校長は情報収集等に当たり、後に自宅へ弔問に訪れた。学校としては本日全校集会を開き、また学級で交通安全、命の大切さなどを指導する予定である。
  以上が経過の概要である。市教育委員会としても、日ごろから機会あるごとに交通安全指導について校園長会を通じ指導を進めてきたが、この事故を厳しい教訓と受けとめ、再度指導の徹底をしていく。
  次に、先般新聞報道がなされた矢田小学校の件について、その後の経過について報告する。平成19年6月5日火曜日、特別支援学級でボール遊びをしていた5年生の普通学級の児童4名に対し、当該特別支援学級教室の担任教師が行き過ぎた指導を行ったものである。
  その後の経過については、当該児童は元気に学校へ登校しており、また学校は家庭訪問をする中で、学校側の指導のあり方に対しておわびをし、二度と起こらないようにするとともに、保護者にも、児童の行為にも反省すべき点があったこともわかっていただいたところである。今後とも、市教育委員会としても、適正な指導のあり方についての指導を努めていきたいと思う。
  以上、報告する。
○尾口 委員長 質疑はないか。
         (「なし」の声あり)
○尾口 委員長 以上で本日の案件はすべて終了した。よって委員会を閉会する。
         午前10時28分 閉会