第10回 人権ショートレター 入賞作品紹介
「人権」というテーマで、おじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさん、おにいさん、 おねえさん、子ども、孫、恋人など、身近な人たちに宛てた短い手紙を募集しました。
第10回となる今回も、全国各地から264通もの応募をいただきました。
ここに入賞された作品を掲載します。
【 小・中学生の部 】 | 最優秀賞 | 優秀賞 | 佳作 |
【 高校・一般の部 】 | 最優秀賞 | 優秀賞 | 佳作 |
小・中学生の部
【最優秀賞】
『パパへ』
郡山北小学校6年 (12歳)
私には、お母さんがいません。私が0歳の時にりこんしたのでよくおぼえていません。だけどお母さんがいなくても私を育ててくれる人がいます。パパです。私はパパの事が大好きです。パパ、いつまでも一緒だよ。
【優秀賞】
- 『両親へ』
大阪府交野市 埜辺 綾香(14歳)
両親はマラソンの先導車みたいだ。私が自由に走るペースに合わせ微妙な距離を保ち大きな背中を見せている。だまって間違わないように進む方向だけは教えてくれる。追い越しそうで越せない背中にそっとありがとう。
- 『お母さんへ』
郡山北小学校6年 井上 夏色(12歳)
私が家に帰るといつもニコニコして「お帰り」と言われる時はとても嬉しいよ。お母さんに学校の悲しい事を話すといつも相談にのってくれて本当に相談できる人がいて良かった。私のお母さんでいてくれて本当にありがとう。
- 『姉妹へ』
郡山北小学校6年 吉川 穂子(12歳)
いつもケンカばかりしている姉妹。本当はみんな大好きなはずなのに、少しやさしい気持ちになればケンカにならないはずなのに。やさしい気持ち、言葉使い、思いやりをもってればいつもより仲よくなれるはず。
【佳作】
- 『身近にいる魔法使いたちへ』
大阪府交野市 埜辺 綾香 (5年)
震災の後、テレビからありがとうは魔法の言葉だと繰り返し流れていた。普通に使っている私たちは魔法使いだったのかな。この魔法で絆や感謝が広がるといいな。すごい力を秘めていることに気付かせてくれてありがとう。
- 『おじいちゃん』
郡山北小学校6年 吉川 穂子 (12歳)
病院の誰もいない病室でお誕生日の1ヶ月前の早朝、一人ぼっちで天国へ行ってしまったおじいちゃん。優しくしてくれたおじいちゃん。もう一度会いたい。そして、もう一度手をつないでしゃべりながら歩きたいな。
- 『お母さん』
郡山北小学校6年 芳村 梓(11歳)
ごめんね、ママ。いつも、怒鳴ってばかりで。自分に素直になれなくて。手紙でしか、謝ることしかできなくて…ごめんね。でも…ありがとうはちゃんと言うよ。だって、ママも私もうれしくなれる魔法の言葉だから。
- 『お兄ちゃんへ』
郡山北小学校4年 太田 香菜絵 (10歳)
いつも、べんきょうや遊びをおしえてくれて、ありがとう。お兄ちゃんとは、よく、けんかをするけれど、お兄ちゃんは、つよくてやさしい、じまんの、お兄ちゃんです。
- 『じっちゃん、おばあちゃんへ』
郡山北小学校6年 榎本 悠(12歳)
6年生になってから、家に行ってないね。少しはずかしくなって、でも遊びにも行きたいし、勉強も教えてほしいねんで。これから、ずっと世話かけると思うけど、よろしくね。じっちゃん、おばあちゃん長生きしてや。
高校・一般の部
【最優秀賞】
『名前も知らないあなたへ』
宮崎市 山本 順子 (59歳)
研修開始から、後でコツコツと机を叩く音が続く。中盤、静まり返った中でそれは鋭さを増して響いた。私が堪忍袋の緒を切らして振り返ると「あっ!!」点字を打つ青年だった。私は今でも心からあなたに詫びている。
【優秀賞】
- 『息子』
千葉県柏市 渡会 克男 (61歳)
虐められている友を庇って、相手を泥田に投げ飛ばした。けれど、お前はその親の前に正座し、一言も弁解しなかった。そのとき殴られた後遺症で視力が低下した片目。成人した今も、心の目で見てるなと思うときがある。
- 『友達へ』
山口県防府市 山本 ちはる (17歳)
口下手でクラスになじめなかった自分を、君はさっと手を引いて、クラスに溶けこませてくれた。だから自分も、誰かの手を引いてみようと思うんだ。一緒にいてくれて、そしてきっかけをくれてありがとう。
- 『お姉ちゃんへ』
東京都江東区 高柳 雅子(40歳)
聴覚障害を持ちながら、健常者と共に働いているお姉ちゃん。心無い言葉にも気付かないふりをしている。その人達はお姉ちゃんが口の動きを読むことを知らない。それでも笑顔を見せるお姉ちゃんは誰よりも立派だよ!
【佳作】
- 『元請け社長へ』
神奈川県横浜市 鈴田 浩二(68歳)
あなたは11年前、私の前科を承知で仕事を回してくれた。炎天下の屋外労働は昨年、今年と体に応える様になりました。「君に任せて正解だった」の一言。来年も夏場を乗り切ってやる。社長、よろしく頼みます。
- 『小6の孫へ』
埼玉県秩父郡小鹿野町 山田 清一郎(76歳)
君はいつも妹の右側にいるね。どうして?と訊いたら「妹の右目がよく見えないから僕がその代わりをしてやるんだ」と言ったね。だから妹はいつも安心して君の左にいるね。これからも妹の右目になってあげてね。
- 『母へ』
東京都杉並区 会津 将人(33歳)
ぼくが自らの命を絶とうとした時、あなたは「ただ生きていてくれるだけでいい」と言って抱きしめてくれましたね。この世に生きるみんなに、こんな言葉をかけてくれる人がいればいい、と願わずにはいられません。
- 『みんなへ』
山口県防府市 山本 ちはる(17歳)
人権ってそんなに難しいことじゃないと思うよ。他の人を思いやり、大切にし、自分とは異なる意見を認める広い心さえ持てば、みんなもっと幸せになれると思うんだ。みんなはどう思う?
- 『母と兄へ』
佐賀県鹿島市 吉村 金一(53歳)
家族全員で認知症の母を捜した。砂浜でやっと兄が見つけおんぶした。「まあ亀さん、竜宮城に連れて行ってくれるのかい?」母が微笑んだ。兄は涙ぐんで静かにうなずいた。夕陽の中の乙姫様と亀の後姿がまばゆい。
お問い合わせ先
人権施策推進課 (窓口213番)
大和郡山市役所 (〒639-1198 大和郡山市北郡山町248-4)
電話 0743-53-1151 (内線334番)
FAX 0743-53-1049
フォームでのお問い合わせはこちら
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