| 市指定文化財(絵画) |
| 絹本著色春日赤童子画像(けんぽんちゃくしょくかすがあかどうじがぞう) |
本図のように赤色の怒った表情をした童子(わらべ・こども)が杖をとり、顎を支えて岩座に立つ図を一般的に“春日赤童子画像”といいます。縦73.9cm、横31.5cmの小さな画幅の中央に、肉身に朱を塗り、眉をさか立て、口をへの字に結んだ恐ろしい形相の童子を描いています。 図の右上には讃<さん>(画に添えられて書かれた詩や文)があり、そこに書かれた墨書から僧侶の修学のために作成されたことがわかります。裏書には、室町時代の長享<ちょうきょう>2年(1488)に南都南院座に属する清賢という画家が描いたと書かれています。当時の南都絵所における絵師の技術と作風を知る上で重要な資料と言えるでしょう。 現在、画像は博物館に寄託されており、見学することはできません。 |