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金魚金魚

金魚成長日記

まちのシンボルの一つともいえる金魚
生まれたての金魚は赤い色ではないらしい!?
いったいどのように成長するんだろう?
 
成長にあわせて池を変え 大切に育てます。
 
いわずと知れた金魚のまち、大和郡山。現在では百戸近くの養殖業者が金魚を育て、生産量は全国一位を占めています。市街地をはずれると緑色をした養殖池が広がり、そこで金魚が育てられています。

金魚の産卵は通常、春。親魚を飼育している専用の養殖池に水草をつけておき、そこに卵を産ませます。しかし、そのままではほかの金魚に卵を食べられてしまうので、卵がついた水草を専用ふ化場(泉水・タタキという)に移します。卵は早くて三日から一週間ほどでふ化します。ふ化したての稚魚は二、三日で泳ぎ始め、体長は一週間で一cmほどになります。金魚独特のかわいらしい赤ではなく、黒っぽい色をしています。

一ヵ月ぐらいで体の色も黒から薄い赤に変わり、だんだん金魚らしくなってきます。大きさも一・五から二cmほどに。金魚が健康であるために、一番大切なのは金魚が好む水づくり。毎日早朝にえさを与え、病気にならないように細心の注意を払って飼育します。

そして、金魚すくい用の和金「小赤」は、二、三cmに育ったものから出荷するのです。四月に生まれて六月末から全国に出荷が行われ、夏のシーズン中は一日五十万尾ほど出荷することも。出荷するときは、水のはいったビニール袋に酸素を充満させ、一袋につき夏場は五百尾、冬場は千尾入れて、段ボール箱で各地に送られます。こうして金魚たちは、晴れの舞台である金魚すくいの場に登場するのです。

また、観賞用金魚の王様といわれるランチュウなどの高級魚は、専用の産卵場でふ化を行い、稚魚のときはミジンコなど動物性のえさを与えて大きくしていきます。そして数回選別を行い、各品種の特徴がよく出ているものを残していきます。

ランチュウの稚魚
生まれたばかりの稚魚は、黒っぽい色をしている。
でも、形はどことなく、ランチュウの面影が。
ミジンコとり
昭和40年代頃までは見られたが、現在では市内でもミジンコとりの姿は珍しくなった。
産卵の様子
水草に卵を産む金魚。
他の金魚に食べられないよう、卵は専用のふ化場に移される。