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平成28年度 施政方針

以下は、平成28年第1回大和郡山市議会定例会での平成28年度市長施政方針の全文です。


   平成28年度の市政運営に対する私の所信の一端を申し述べ、議員各位をはじめ、市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

「あふれる夢と希望と誇り
  暮らしてみたくなる元気城下町(やまとこおりやま)」

  これは、大和郡山市第4次総合計画における10年後の本市の姿を見すえた将来像でございます。
  私たちが日々の暮らしのなかで常に何かの形で胸の奥に秘めている夢や希望。日々、前を向いて少しずつその夢や希望をかなえていくことがその人、その人生の誇りにつながっていくのではないでしょうか。
  そのことを踏まえながら、まちづくりを通して、市民の方々の将来に向けた夢や日々の暮らしを支える希望、そして誇りを、少しでも、しかし着実に後押しできる施策を展開していきたいと考えております。
  幸いにも本市は豊かな歴史、文化、自然そして産業がバランスよく溶け合ったまちとなっております。そのシンボルのひとつである郡山城については、石垣の修復も順調に進み、来春には天守台の展望施設の完成を予定していますが、この施設は、歴史や文化の面で将来につながる本市の核として、あるいは地域の宝として、市民が誇れる施設になると確信しているところです。
  一方、平成28年度予算では、安全安心をもうひとつのキーワードにしたいと考えております。
 昨年7月、香芝市の商業施設で発生した女児連れ去り事件をご記憶の方も多いと思います。この時、事件解決に大きな役割を果たしたのが防犯カメラでした。
 また、8月には大阪府寝屋川市で中学生殺害事件がおこっております。テレビのニュースで防犯カメラの映像が何度も流されておりました。容疑者検挙には防犯カメラの映像が一定の役割を果たしたものの、こちらの事件は非常に痛ましい結末を迎えたことは皆さまもご存知かと思います。犠牲となった中学生の夢や希望はある日突然奪われてしまったのです。
 そうした事件や犯罪を未然に防ぐ上で効果があるとされる防犯カメラの設置に関連する予算を積極的に計上いたしました。以上、具体的施策について少し触れさせていただきましたが、個々の施策につきましては後程、第4次総合計画における施策大綱に基づいてご説明申し上げます。

  さて、国における「平成28年度予算編成の基本方針」を紐解きますと、「経済再生なくして財政健全化なし」を基本哲学として編成されております。経済再生の点からしますと、平成28年度の国内総生産の実質成長率をプラス1.7%程度、一般会計の歳入における租税及び印紙収入がプラス5.6%と見込まれ、緩やかな景気の回復基調を示すものとなり、財政健全化においては基礎的財政収支の改善も見込まれているところでございます。
  一方、地方公共団体へは、「国・地方を通じた厳しい財政状況と税財政制度上の対応を見通し、また、政府における経済財政諮問会議等での議論も注視しながら、簡素で効率的な行財政システムを構築し、行財政運営について透明性を高め、公共サービスの質の向上に努めるなど、質の高い公共サービスを効率的・効果的に提供することが必要である」とされているところであります。
  本市といたしましても、平成27年度予算では財源不足のため10億円を繰り入れた財政調整基金繰入金を7億8千万円へ2億2千万円減額する財政的努力を行う一方、市民の方々や各種団体、企業と連携を図りながら公共サービスを効率的・効果的に提供する予算編成を目指したものでございます。

主要施策

    それでは、平成28年度の主要施策について新規施策を中心に、第4次総合計画の5つの施策大綱に沿って順次ご説明申し上げます。


第1章 協働のまち

    最初に、「協働のまち」でございます。

    本年7月には参議院議員選挙が予定されております。期日前投票所は現在、本庁舎内で行っておりますが、次回の参議院議員選挙からは元気城下町プラザ及び元気城下町ぷらっとを活用し、この2か所において新たに期日前投票所を開設し、利便性向上を図るとともに、投票率の向上にも努めてまいります。
 また、時間外窓口業務のうち火葬場の予約についてインターネットシステムを導入いたします。これは、インターネットで24時間予約可能なシステムであり、迅速な手続きが可能となるため市民サービスの向上につながると思っております。
 平成26年度から実施しております転入・定住・家族の絆応援助成金事業につきましては、先の第4回定例会において2年間延長の議決をいただきましたことにより、平成28年度におきましても、実施してまいります。将来人口8万人維持への施策の一端として若い世代及び3世代家族の絆を大切に応援してまいります。
 まちづくりアイデアサポート事業については、平成18年度から募集を開始し、平成28年度で11年目を迎えます。対象となる事業数がここ数年で1.5倍を超える伸びを示しており、地域に根ざしたコミュニティづくりや市民との連携が、着実に根付きつつあると実感しております。
 今後とも市民の方々の自主的なアイデアを大切にしていきたいと改めて思う次第でございます。
 消費者行政につきましては、悪質な訪問販売や振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺が多発する中、その役割はますます重要となっており、消費者行政活性化助成事業交付金の活用により、週5日、2名体制での消費生活相談を継続してまいります。


第2章 産業・環境

   次に「産業・環境」についてでございます。

   産業に関しましては、昨年6月に締結いたしました「昭和工業団地地区のまちづくりの検討に関する連携協定」に基づき、まずは、昭和工業団地内に防犯灯の増設をいたします。工業団地の環境整備の一環として夜間の通勤時の安心安全、労働環境整備の一助になることを願っております。
 工場等設置奨励条例に基づく支援につきましても、産業支援と雇用機会の拡大を図り、本市の経済基盤の向上を目指す観点から、継続実施いたします。
 商店街まちなかにぎわい創出事業としまして、やなぎまち商店街の「柳神くんまつり」、筒井プラザ商店街の「郡山筒井バル」実施に対し補助を継続してまいります。中心市街地の商店街機能確保は高齢者の日常生活での必要性も高く、空き店舗解消につながる可能性も期待するものでございます。
 観光の振興につきましては、旧川本家住宅の名称を「町家物語館」に改め、2か年事業として耐震補強工事を実施してまいります。
 工事完了後には、過日オープンいたしました「箱本物語館」とともに、郷土の歴史を語り継ぐための施設として、あるいは文化や芸術の発信の場、さまざまな方々の交流の場、さらには、まちづくりについて考える場など、幅広い活用を検討していきたいと考えております。
 農業振興につきましては、ため池11か所の耐震性の点検・調査を行う震災対策農業水利施設整備事業、農道等の整備を行う農業基盤整備促進事業、農地法面の草刈りや水路の泥上げなどの農地維持や、資源向上を市内30地区にわたり支援する多面的機能支払交付金事業などを引き続き実施いたしまして、農地、水路、農道などの地域資源の質的向上や生産効率向上に取り組んでまいります。
 また、イノシシ、アライグマ、カラス、ムクドリなど有害鳥獣等駆除対策も農業への側面的支援として引き続き実施いたします。
 さらに、矢田丘陵では倒木による通行被害も懸念されるナラ枯れ被害防除対策として県補助金を活用して、土地所有者の方への補助金交付を新たに行ってまいります。
 平成27年度から実施しております金魚マイスター養成事業は、市民の方々の人気も高く、金魚についての歴史や飼い方をはじめ、金魚を飼うという文化を内外に広め、ひいては、金魚すくい選手権大会とともに金魚産業の活性化を図るため継続実施してまいります。

 つづきまして、環境についてでございます。
 地球温暖化による気候変動が叫ばれるなか、国におけるCo2削減目標値が新たに示されたことによ
り、本市の環境をより良いものとするため、今後を見すえた第2次環境基本計画を2か年事業として作成してまいります。
 また、施設の更新と排出二酸化炭素の抑制を図るため、平成27年度に着工しました清掃センターの長寿命化工事につきましては、平成29年度の完成に向け確実に進めるとともに、工事完成後の平成
30年度からの清掃センターの運転管理及び維持補修につきましては、長期包括責任委託を新たに行ってまいります。これにより、民間のノウハウを生かし効率的な運営を行うことでコスト削減を図っていくものでございます。
 平成28年度には、この委託業務の入札公告を行うため、債務負担行為の設定を行っております。
 衛生センターにつきましても、清掃センターと同じく長寿命化工事に着手してまいります。
 また、現在利用していない清浄会館敷地内の管理人住宅につきまして、今後の利用計画もないことから、解体工事を行い、土地の有効活用のため、会館利用者のマイクロバス駐車場としての整備を実施するものでございます。


第3章 子育て・教育

  3点目「子育て・教育」でございます。

    まず、子ども医療費助成の拡充についてでございます。現在、入院医療費については、中学生までを対象として行っておりますが、通院医療費は、小学校就学前の幼児を対象としております。このたび、奈良県の補助対象が通院医療費に関しても、中学生まで拡充されることにともない、本市におきましても、県補助基準に準じ、通院医療費の助成を中学生まで拡充するものでございます。

 子育てにつきましては、新たに第2矢田南学童保育所の建設に向け、設計業務を行ってまいります。矢田南学童保育所は児童数増加が著しく、現在の建物では狭小となってきており、保育環境の向上のため、平成29年度の完成を目指し本事業を進めてまいります。
 また、矢田山保育園と矢田幼稚園を統合し、本市2か所目の幼保連携型認定こども園として整備を進めております「(仮称)矢田認定こども園」に関しましては、平成30年4月の開園を目指し、建設工事に着手してまいります。

 続きまして、教育についてでございます。
 冒頭、若干触れさせていただきました防犯カメラについてでございます。平成28年度においては、市内小学校11校、中学校5校の全てに防犯カメラの設置をしてまいります。
 学校の警備体制につきましては、平成21年度から民間警備会社の機械警備及び緊急通報体制を導入しておりますが、防犯カメラ設置により、児童・生徒のさらなる安全を確保していきたいと考えております。
 なお、平成29年度には、幼稚園及び保育園への設置も行っていく予定でございます。
 次に、学校図書室の司書についてでございます。現在各小・中学校には司書の配置はなされておりませんが、市立図書館の司書が学校の依頼に応じ、図書の案内や購入相談、場合によっては授業に参画するなどにより、不定期ではありますが、子どもの読書活動推進に一定の役割をはたしてまいりました。 そこで、平成28年度からは、パイロット的な事業として、市立図書館に司書を1名増員し、各中学校を定期的に巡回する取り組みを始めます。これにより、学校図書室の充実につなげていきたいと考えております。
 また、小学校の施設整備関係につきましては、放送設備の改修、体育館のトイレ洋式化、外壁改修工事の設計等を行ってまいります。
 幼稚園につきましては、平成27年度において、実施設計を完了いたしました8園の耐震補強改修工事に着手いたします。
 子どもたちや保護者の皆様にとって大切な園行事であります生活発表会や卒園式に影響が出ないよう、迅速な進捗に努める次第でございます。


第4章 安全・快適

   続きまして、「安全・快適なくらし」についてでございます。

   安全なくらし、これは全市民共通の根源的な願いであります。夢や希望、そして誇りも安全な暮らしなくしては決して成り立たないものでございます。
 では、安全はどのように守ればいいのか、個人の力だけで守れるのかと問われれば、答えは否でございます。では、全てを行政で行えるのかと問われれば、それも難しいと言わざるを得ません。やはり自助と公助だけではなく、共助的な発想が必ず必要となってまいります。
 そこで、平成28年度の新たな取組といたしまして、行政と市民、団体、企業等が連携をすることで大和郡山市民の安全なくらしを守る事業を展開してまいります。

 まず、自治会との連携による防犯カメラ設置補助事業でございます。これは防犯カメラの設置を希望する自治会に対しその設置費用の一部を補助するものでございます。カメラだけでなく、表示板等による周知を行うことで犯罪抑止効果を高め、もし、事件が発生した場合には警察との連携により事件の早期解決につながればと考えております。
 また、郡山警察署と連携をいたしまして、過去の犯罪発生状況や発生件数の調査により、最も効果が期待できる街頭10か所に防犯カメラを設置してまいります。
 安全で安心して暮らせる社会の実現は市民すべての願いではありますが、誰もが突然、犯罪に巻き込まれ、被害者となる可能性はゼロではありません。 そして、事件に巻き込まれてしまうと、被害者やその家族の生活は、精神的にも経済的にも一変してしまいます。そこで、犯罪被害者を地域社会で支える取り組みとして、本定例会では「大和郡山市犯罪被害者等支援条例」を提案させていただきました。 この条例に基づき、見舞金を支給するとともに、被害により応急的に資金を必要とする場合に、資金の貸し付けを行う制度を新たに整備してまいります。
 防犯カメラだけではなく、AEDの設置も充実させてまいります。現在、本市では、小・中学校や公共施設に計36台のAEDを設置しております。
 新年度はさらに、コンビニエンスストアのご協力、連携により市内各店舗にAEDを設置していきたいと考えております。街角の身近な店舗でありかつ24時間営業のコンビニエンスストアにAEDを設置することで、救える命を少しでも多く救うことが可能になるのではないかと期待しております。

 安全、快適なくらしに関連して、空き家対策も積極的に進めてまいりたいと考えています。人口減少が進む中、残念ながら本市においても、いわゆる空き家が目につくようになってまいりました。そこで空き家対策の推進に向け、消防団と連携しながら、空き家の具体的な情報を収集しつつ、その対策方法について、検討してまいります。
 また、常日頃、本市の地域防災にご尽力いただいております消防分団の団庫建替えでは、今国府団庫の建替え工事に着手いたします。

 さらに防災の観点からは、治水対策といたしまして、鴫ヶ池の流域貯留浸透事業の平成28年度完成を目指すとともに、平和団地地区の雨水配水管改修については、平成29年度完成を目標に、着実に進めてまいります。
 また、地震発生時の落橋を防ぎ、緊急時の交通網の確保を図るため、郡山大橋の耐震補強工事を引き続き進めるほか、15m以上の橋りょうについても、維持補修を継続的に実施してまいります。

 道路における安全な交通環境の整備としましては、市内一円の道路維持補修のほか、西田中県営住宅線、伊豆七条高野線、番条稗田条里下三橋線の新設及び改良に継続して取り組むとともに、鉄道駅のバリアフリー化では、引き続き平端駅のエレベーター設置の支援をしてまいります。
 また、近鉄郡山バスターミナル広場東側asmo前の歩道部分をさらに改良してまいります。
 西友閉店後、一時的に少なくなった人通りも、asmo開店後、人の流れを取り戻しつつあります。バス降車時のバリアフリー化を行うとともに、雨の日でも降車しやすいようシェルターの設置を行う予定でございます。
 また、近鉄郡山駅前の駐輪場不足に対応するため、仮設駐輪場の整備も行ってまいります。これらは、近鉄郡山駅前の賑わい創出にもつながっていくと考えております。
 近鉄郡山駅周辺地区については、奈良県との包括協定を元に、基本構想からより一層実効性のある基本計画の策定に取り組んでまいります。
 近鉄郡山駅周辺は、商業施設や公共施設、そして歴史的文化的資産の集積した中心市街地のなかでも、とりわけ重要な地区であります。今後、地元住民の方々の意向を的確に反映し、現実を見すえつつも、本市の夢ある未来を描いていきたいと考えている次第でございます。

 夢ある未来と同時に、過去の歴史と文化に裏付けられた地域資源の価値向上にも努めてまいります。冒頭にも触れました、本市のランドマーク的施設となり得る郡山城天守台展望施設が平成28年度に完成いたします。かつて、豊臣秀長が見渡したかも知れない場所から、400年前の歴史に思いを馳せ、眺望を楽しむこともできれば、リニア新幹線開通後の未来を想像しながら、大和平野の発展の行く末を思い描くこともできる施設となることを願っております。
 一方、これを展望施設としてだけでなく、天守台を中心とした郡山城の歴史的価値を発信するため、本定例会に提案しております平成27年度補正予算では、「郡山城お城の語り部」養成講座を開催する経費を計上しております。
 この養成講座は市民公募により行うことで、市民との連携による「市民のお城」として、天守台の石垣をはじめ、お城の歴史全般を学んでいただき、来訪者の案内、説明ができる方の養成を目指します。加えて、補正予算で計上している事業となりますが、天守台の歴史的価値を観光資源に結び付けていくため、スマートフォンのアプリケーション上での郡山城天守閣映像の復元や、市内飲食店等のサービスクーポンを表示し、観光資源を中心市街地の活性化につなげる事業を展開いたします。
 また、金魚を飼育する文化の醸成を図る金魚産業振興事業にも取り組んでまいります。
 なお、これらは国の交付金対象として、申請している事業でございます。

 ほかにも、身近な緑地の整備では、公園施設の長寿命化を推し進めるとともに、魅力ある市街地づくりでは、都市計画道路城廻り線街路の新設整備を引き続き進めてまいります。
 快適な住環境づくりでは、片桐東団地D棟の建設工事に着手し、老朽化した市営住宅からの住み替えの促進を図ります。

  水道事業につきましては、水道ビジョン等策定業務委託や老朽配水管の敷設替えなどを実施し、安全で良質な水の安定的な供給に努めてまいります。
 下水道事業につきましては、市内10工区において管渠整備を進めてまいります。今後も事業の効率化を推進し、快適な生活環境の確保に努めてまいります。


第5章 健康・福祉・生きがいづくり

   最後に、「健康・福祉・生きがいづくり」でございます。

  介護サービスの充実では、介護保険事業におきまして、介護予防・日常生活支援総合事業の推進に取り組んでまいります。多様なニーズに対するサービスの拡がりにより、在宅生活の安心確保を目指しながら、住民主体のサービス利用の拡充や重度化予防を進めてまいります。
 医療体制の充実についてでございます。救急告示病院であり、広域二次救急医療業務に参画し、地域医療を担っていただいております大和郡山病院に対し、奈良県の補助を活用いたしまして、心電図検査装置の増設のための補助を行ってまいります。これにより、市内の救急患者受け入れ態勢の強化につながるものと考えております。
 低所得の方への支援としましては、消費税引き上げによる影響を緩和するため、臨時福祉給付金の給付を行います。また、賃金引上げの恩恵が及びにくい年金生活をされている方などへ、平成27年度補正予算とあわせて、年金生活者等支援臨時福祉給付金についても給付を行ってまいります。

 ここまで、防犯カメラやAEDの設置、「郡山城お城の語り部」養成講座等について、「連携」という言葉を使わせて頂きました。再度、連携という表現がふさわしいと思われるのが、本年4月から利用いたします総合公園施設の大和郡山市営球場の愛称「ならっきー球場」でございます。
 本市指定金融機関の奈良信用金庫との連携によりネーミングライツ料を受け入れ、球場施設の維持管理に努めるものでございます。同時に、非常に親しみやすい愛称であり、市民の方々による幅広い利用の促進につながればと考えております。
 文化財の保護・継承につきましては、郡山城内における崩落法面の補修に対する補助を実施いたします。郡山城石垣カルテの作成にも引き続き取り組んでまいります。
 生涯学習の充実につきましては、やまと郡山城ホールの年次的改修に引き続き取り組む一方、本年秋の完成に向け、中央公民館の耐震・大規模改修工事を進めており、10月からは、安全安心な施設といたしまして、再び市民の皆様にご利用いただける予定となっております。

    以上、施策体系により、平成28年度の主要施策につきまして、ご説明申し上げました。 

平成28年度の予算について

   続きまして、平成28年度の予算の全般的事項について申し上げます。

   歳入予算では、市税収入全体で若干の増加を見込んでおります。しかしながら、法人市民税に着目いたしますと、一部が国税としての法人地方税に振り替えられ、地方税としては税率が引き下げられた影響により、マイナス2%となっております。国税への振り替え分は地方交付税の原資となり、地方団体の財源として配分されるものの、今後も、さらなる税率の引き下げも予定されており、地方交付税の配分額とも関係するところではございますが、税収としては、厳しい状況が予想されるところでございます。
  一方、歳出では、清掃センター長寿命化事業や幼稚園耐震補強改修事業など大規模事業の推進により、投資的経費では60億円を超える予算計上となっております。多くの財源は市債発行によるものでございますので、当然ながら、今後は償還経費を歳出として確保しなければなりません。
  また、社会保障経費の増加も続いており、歳入、歳出のバランスをより一層意識した、予算編成が必要になると考えておるところでございます。
  このような、財政状況ではございますが、平成28年度の予算編成にあたりましては、第4次総合計画の推進を基本としつつ、本市が抱えている喫緊の課題への対応、また、将来に向けての重点施策にも積極的に取り組み、財源の重点的かつ効率的配分に努めたところでございます。

  こうして編成を行いました、平成28年度の予算規模は、

  • 一般会計:339億1千万円
  • 特別会計:212億5千62万9千円
  • 公営企業会計:75億9千929万9千円
  • 全会計総計では:627億5千992万8千円

となったところでございます。

  一般会計につきましては、前年度に比べ、26億7千万円、8.5%増の編成となっておりますが、これは、先ほども述べましたとおり、喫緊の課題へ対応するため、投資的経費が大幅に増となったことが主な理由でございます。

 まち・ひと・しごと創生法」が平成26年に成立して以降、「地方創生」という言葉が国から発信され、マスメディアでも耳にすることが多くなりました。では、地方創生とは一体何を意味するのか。「まち・ひと・しごと創生法」のなかでは、「夢や希望」という表現は出てまいります。しかし、それだけでなく、個人が夢や希望を持つことに加え、夢や希望をかなえていくなかで市民の皆様が地域社会に「誇り」を持つこと、また、そのような地域社会の形成に最善をつくすこと、このことが、地方創生につながっていくという思いを強くもっている次第でございます。
 
「あふれる夢と希望と誇り
暮らしてみたくなる元気城下町(やまとこおりやま)」

 この将来像の実現に向け、市政運営にあたりまして私をはじめ職員一人ひとりが、今後とも精一杯取り組んでいく覚悟でございます。


   最後に、議員各位をはじめ、市民の皆様のご支援、ご協力を重ねてお願い申し上げまして、平成28年度の施政方針とさせていただきます。