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平成30年6月 『金魚づくし』~市長てくてく城下町

大和郡山市長上田清市長のサイン画像

明治元年から150年を迎えた今年、全国各地で記念事業が行われていますが、近年は明治以前における江戸時代の豊かな文化やさまざまな生活の知恵にも関心が高まっています。
 そうした中、大阪市立美術館で開催されている特別展『江戸の戯画(ぎが)』に行ってきました。
 館内は満員で、なかなか作品に近づけないコーナーもありましたが、感動の連続でした。
『戯画』というのは、「たわむれに描いた絵」や「こっけいな絵」のことで、まず思い浮かぶのは『鳥獣人物戯画』ではないでしょうか。
 その作者といわれる鳥羽僧正(そうじょう)に由来する鳥羽絵や鳥羽絵本は、豊かで躍動感のある庶民の表情や体の動きが特徴で、18世紀前半の大坂(今の大阪)を中心に流行するとともに、100年後の江戸の絵師に大きな影響を与えたのだそうです。
 今回の特別展は、鳥羽絵の影響を受けた画家がテーマで、まず印象に残ったのは、赤富士や大波などの浮世絵で有名な葛飾北斎(1760~1849)。
 思いつくままに漫然と描いたという「北斎漫画」には生活に密着した絵がたくさんあり、その鋭い観察眼に、飽きることがありませんでした。
 もう一人は「戯画の名手」といわれた歌川国芳(1797~1861)。猫や金魚などの動物をまるで人のように描いた絵はユーモアも皮肉もたっぷりで、発想の豊かさにはびっくりするばかりです。
 なかでも評価の高いのが『金魚づくし』のシリーズで、現在、知られている全9図が並べられたコーナーは身動きがとれない状態でした。
 どれも傑作ですが、急な雨に驚く金魚を描いた「にはかあめんぼう」では、よく見ると金魚になじみの「あめんぼう」が空から降っているのです。
 金魚の新しい魅力を発見したような気分ですが金魚づくしの大半がベルギーの博物館蔵。幕末に流出してしまったのでしょうか。
 特別展は6月10日(日)までです。